89新桜川ビル

木造家屋に代わる新しい都市住宅の形が模索されていた1950年代。全国の都市部で賃貸住宅経営の手本となる優良住宅である「併存住宅」として建設された新桜川ビル。時代の変化と共に古びて目立たなくなっていた。(撮影:2015年工事前) 「共用廊下」(2015年工事前)
特徴的な扇状の外観に加え、オリジナルでデザインされた多くの建具や金物、照明器具からもビルの希少性が感じられた。 「エントランス」(2015年工事後)
銘板はオリジナルのものを再利用。リノベーションの際にもできるだけ当時の雰囲気を残した。 「共用廊下」(2015年工事後)
リノベーションではサッシの塗装、床ビニルタイルの張替えを実施。 ビニルタイル部分は塗料に墨を混ぜて極力従前の色に近づけました。 「店舗区画」(2015年工事後)
個性的なショップが入居し、賑わいが出ている。写真は夜の新桜川ビルに馴染む独特の雰囲気のショットバー。 「店舗区画」(2015年工事後)
新しく路面部分にできたコーヒースタンド。近所の方や新桜川ビル入居者の憩いの場になっている。 「住居区画」(2015年工事後)
騒音を逆手に取り”多少の音出しはOK”、クリエイター向けのアトリエ兼住居としてリノベーション。 隣戸と接する部分には防音性能を持つ壁を設けた。 「住居区画」(2015年工事後)
アクセサリーのデザイナーをしている入居者。音が出る作業ができること、レトロなものを残したリノベーションを見て、初見で入居を決めた。 屋上は入居者の共同物干し場。この場所からの阪神高速の眺めは圧巻。(撮影:2015年工事後)

建物解説

低層部に店舗や事務所を配した「併存住宅」。バウムクーヘンのような形が阪神高速のカーブと呼応して、ダイナミックな都市景観を創出。2015(平成27)年、アートアンドクラフトが現代的にリノベーション。

基本情報

所在地浪速区桜川3-2-1
建設年1959年 / 2015年(リノベーション)
設計大阪府住宅協会(現・大阪府住宅供給公社)
アートアンドクラフト(リノベーション)

楽しみ方

  • cafe
  • shopping