91大阪市立美術館

昭和11年の開館当時の風景。周辺環境が一変していることに驚かされます。 天下の台所、大阪の美術館であることから蔵をイメージした美の殿堂は、日本で三番目の公立美術館。威風堂々たる風格をたたえます。(撮影:1936年) 開館当初より近畿一円を中心とする社寺より貴重な宝物・文化財の寄託を受け、展示しています。(撮影:1936年) 大阪市立美術館は昭和11年に開館しました。当時、一世を風靡したいわゆる帝冠様式とは一線を画す、大阪の蔵屋敷などの土蔵をモチーフとした土着の風土を重視したデザインデザインが目を引きます。(撮影:2017年) 大ぶりな泉州瓦を葺き、琉球産トラバーチンなど高級石材を外装に用いるなど、実は細部にまでこだわりが見られます。(撮影:2017年) 「館内中央ホール」(2017年)
大理石による内装やシャンデリアの設置は改修時にあらたに加えられた要素です。 「館内北館2階展示室」(2017年)
現在は使用しておりませんが、天井より斜めに自然光が降り注ぐ「トップサイドライト」採光は開館当時最新式のものでした。それに合わせて壁面ケースも腰高に設計されているのがうかがえます。 「館内特別室」(2017年)
元々貴賓室として設計された特別室は、現在も来賓の応接室や会議室として使用されています。テラスは旧住友本邸庭園「慶沢園」を一望できる絶景スポットです。 「館内美術ホール」(2017年)
こちらも改修時に改装されたもの。手の込んだカーペットがレトロな椅子とともに独特の雰囲気を醸し出します。現在は小講堂として、あるいは休憩室として活用しています。

建物解説

美術品はもちろん、建築にも注目したい。中央の屋根は日本の倉のよう。伝統文様の青海波を応用した鬼瓦も独特で、内部のホールにはイスラム風のアーチが用いられる。世界各地の要素を独創的に組み合わせたデザインなのだ。

基本情報

所在地天王寺区茶臼山町1-82(天王寺公園内)
建設年1936年/[地下展覧会新設]1992年/[南館改修]1998年
設計大阪市建築部営繕課