96西山家住宅

「主屋」(2018年4月)東西棟平屋建ての接客部と、その西側に接続する南北棟二階建ての住居部からなり、近代郊外住宅の一類型を伝えています。
「正門及び高塀」(2007年ごろ)敷地北面、東面を区切る高塀は真壁造り、北面に建つ正門は切妻造りの腕木門です。北面はメイン通りに面しており、近代郊外住宅の落ち着きある佇まいの街路景観の核となっています。
「洋館」(2020年)煉瓦造り基礎の上に建つ木造平屋建ての独立洋館であり、現在の姿は1942年、岡田孝男氏(当時三越大阪支店)の改修によるものです。洋館内部にあるマントルピースやソファー、机などは戦前に一括で納品されたものであり、今なお改修当時の生活空間が良好に残されています。
「離れ」(2019年4月)八畳と六畳の続き座敷とした入母屋造り桟葺のツシ二階建ての住宅で、南東寄りに茶室を有しています。茶室ならびに玄関東方に建つ待合は、1940年、岡田孝男氏の設計指導によるものです。
「渡り廊下」(2019年)洋館から主屋に向けて緩やかに降りていく一間幅の渡廊下です。1939年、岡田孝男氏設計によるもので、庭園の築山と一体となった造りに特徴があります。
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建物解説

阪急が開発した宝塚線岡町駅の郊外住宅地に建つ邸宅。1912年に購入された木造の日本家屋を中心に、洋館や離れ座敷、茶室などが増築・改修されていった。重森三玲らによる枯山水の庭園も。現在は非公開。

基本情報

所在地豊中市岡町南2-14-55
建設年1912年(主屋・正門・高塀)/1914年(洋館)/1929年(離れ)/1939年(渡廊下)
設計川崎好博(離れ)/大阪三越・岡田孝男(渡廊下)