29大阪市中央体育館[丸善インテックアリーナ大阪]

中央体育館の建築に際し、八幡屋公園が最適地であるという結論になりました。ただし、都市公園内での建築物は都市公園法上の建ぺい率の制限があり、公園面積を減らさずに建設する必要がありました。(撮影:1993年8月)
既存の都市公園の空間と体育館を共存させるために、最大収容人員1万人の大きな体育館を地下に建設し、地上部を公園として利用することを考えました。
このことによって、公園に標高27mの小高い緑の丘ができ、自分たちの町を眺められる展望台にもなっています。(撮影:1996年5月)
地下に埋めた躯体は外気温の影響を受けにくく温度が安定しています。さらにアリーナは天井が高いため上下温度差がつきやすく、重力換気効果により無動力で自然換気を行うことができるよう考慮されています。(撮影:2014年5月)
地下を通して外気を取入れ、頂部で排気するこの仕組みは、躯体を巨大な自然換気装置として利用しているため、基本的にはほぼ半永久的に使用可能です。
現在も冬季、中間期にほとんど空調を使わず自然換気を利用しています。
1万人収容のメインアリーナ、バレーボール2面分の広さがあるサブアリーナや、柔道場、剣道場、トレーニング室を備え、大規模スポーツ大会をはじめ、年間70万人以上が利用する近畿圏を代表する施設として運営されています。(撮影:2014年5月)
また、観客席を備えたアリーナの構造を生かし、アリーナ面に氷を張ったフィギュアスケートでの利用、内外の著名なアーティストによるコンサート、スポーツ以外のイベントなども開催されています。(撮影:2021年)
屋上部分には遊歩道が整備され、季節の花を楽しむことができます。建築後25年が経過した今では小高い丘のような屋上一面が緑に覆われており、その姿は、あたかも古代からそこにあった円墳のように、周囲の景観にも溶け込み、公園と建物が見事に調和・一体化しています。(撮影:2015年6月)
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スペシャルコンテンツ

中央体育館へようこそ

大阪メトロ中央線から見える古墳のような公園の下には、大きな体育館があります。本格的な競技を行うための体育館が、スケートリンクや、コンサート会場に変身する様子をご覧ください!

スケートリンクができるまで

コンサート会場ができるまで

建物解説

公園と一体化して目立たないからか注目されることは少ないが、1万人収容の大空間を地下に埋め、柱のないコンクリートのシェル構造の上に厚み1mの土を被せて緑化したという、実は極めて大胆な設計の体育館。

基本情報

所在地港区田中3-1-40
建設年1996年
設計大阪市都市整備局・日建設計

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