93minimal houseNo32

@375ピッチの垂木10本分の建物全幅を5分割し、両サイドの耐力壁部を雨戸とし、中央3枚ガラス窓を2本レールに乗せる平明で端正な顔。軒天に斜貼りされた杉野地板が見える、外装は杉板縦貼りだが、この正面の雨戸戸袋はフレキシブルボード貼りとなっている。(2017年10月)写真:河合止揚 北側DKはピアノ室床より575㍉上げられ、東側は半間内側に入ったところにガラススクリーンが設けられ、外側は軒のあるテラスとなっている。北正面の壁には当初、池部潔設計のキッチンが設けられていた。その右手奥がシャワー室、左手奥が洋便器のトイレとなっている。(撮影:2017年10月)写真:河合止揚 左側に見える壁にキッチン台が設けられていた小さいながら快適なDKコーナー。テラスが隣接し、天井までの大きな欄間ガラスから朝日の光を取り込む計画となっている。右手の扉は玄関扉。(撮影:2017年10月)写真:河合止揚 2階への階段下のニッチ部には、横になって休めるベッドが設けられ、壁には通風小窓、また階段下は衣装収納に利用されいていた。(撮影:2017年10月撮影)写真:河合止揚 DKより9段の緩い木製階段が2階へとつないでいる。内部壁はほぼパーティクボード素地貼りで、今は濃いあずき色のようになっている(撮影:2017年10月)写真:河合止揚 ゆったりとかつしっかりとした階段。手摺はラワン材60×90が角は丸面取りされ、かつ木断面を斜め使いされている。(撮影:2017年10月)写真:河合止揚 南庭に面するピアノ室の床は土間扱いで、当初はCBブロックt100平部を仕上として、栗石+川砂の上に敷かれていた。その真ん中にグランドピアノが置かれ、DK側が舞台のような扱いもでき、全体が音楽空間ともなっていた。(撮影:2017年10月)写真:河合止揚

建物解説

建築家・池辺陽が戦後日本の住宅問題への解答として示した「立体最小限住宅」が、大阪に現存していた。又、坂倉準三建築研究所の大阪所長を務めていた建築家・西澤文隆が、現場監理を担当したというのも驚きである。

基本情報

Address非公開
Year Built1955年/2017年(一部リフォーム)
Design池辺陽(監理:西澤文隆)